写真館でパスポート写真を撮る前に知っておきたいこと
パスポート用の写真が必要になったとき、写真館に行って撮影してもらうか、駅やコンビニなどにある証明写真機でのスピード写真を利用するか、スマートフォンのアプリを使う方法などがありますが、写真館での撮影がおすすめです。本記事では、パスポート写真の基準や、写真館で撮影したほうがよい理由、注意点について解説します。
撮影前に確認!パスポート写真として認められる基準とは
パスポートの申請時に提出する写真は、指定されているいくつかの基準を満たしていなければ認められず、撮り直しになってしまうため注意が必要です。ここでは、とくに気をつけるべき点について紹介します。
サイズ
写真のサイズは縦が45mm、横が35mmです。顔のサイズなど、各寸法の基準も満たしている必要があります。
撮影日
必要書類や写真を持参し、パスポートを申請する日から、6か月以内に撮影したものでないといけません。
背景
無地の淡い色の背景で、色の指定はありません。影やグラデーションになっているものは不可です。背景と人物の境目ははっきりしている必要があります。
白い背景で白い服を着用しているなど、背景と服装が同じ色の場合、背景と服が同化しやすいため気をつけましょう。白やグレー、水色の背景を使用することが多いため、別の色の服を着て撮影するほうが無難です。
顔
本人のみが写っているもので、正面から撮影します。顔の輪郭が隠れていないようにしましょう。髪が長い方は、輪郭が隠れないように後ろで結ぶか、耳にかけるなど工夫しましょう。
帽子やヘアバンドなど、頭が隠れるものは身につけてはいけません。あごが少し隠れているだけでも撮り直しを求められるため、マフラーやストールは外し、タートルネックの服は選ばないほうがよいでしょう。
大きなアクセサリーも、耳や頬を隠してしまう可能性があるので注意が必要です。メガネは付けていても問題ありませんが、光が当たって反射してしまっていたり、フレームが目にかかったりしていないようにしましょう。
パスポート写真はなぜ写真館で撮るのがおすすめ?
パスポート写真はできるだけ写真館で撮影した写真を使用することをおすすめします。理由は次のとおりです。
基準に引っかかる心配がない
パスポート写真の基準から少しでも外れてしまった場合、パスポートの写真として認められません。自分で撮影した写真を提出して、基準にあっておらず、撮影し直すことになってしまったという方も少なくないのです。写真館であれば、細かい基準をしっかり把握したうえで撮影してもらえるので問題ありません。
写真がきれい
高性能なカメラや照明機材、印刷機を使用して、適切な明るさや背景、光の当たり方を調整して撮影された写真は、クオリティが高く、安心して使用できます。
こんな写真はNG!撮影の際の注意点とは
申請がとおらない写真のよくある理由をいくつか紹介します。
画像加工
最近は撮影した写真を、できるだけ顔がよく見えるように、アプリなどで目を大きくしたり鼻を高くしたりと加工することがよくありますが、パスポートの申請用写真としては画像加工したものは認められません。
アクセサリー
アクセサリーが大きくて、顔などの輪郭の一部を隠してしまっている場合は申請がとおりません。小さめのネックレスなら問題ありませんが、大きめのピアスやイヤリングなどは耳や輪郭を隠してしまうことがあるので外して撮影しましょう。
カラコン
普段から使用している人が増えたカラコンですが、パスポートの申請では基本的に認められません。ディファインなど瞳の輪郭を強調するくらいであれば申請がとおることもありますが、瞳の色を変えたり、瞳のサイズを変えたりするようなカラコンは避けましょう。パスポートの申請がとおったとしても、入国審査の際に引っ掛かる可能性もあります。
まとめ
本記事では、パスポートを申請する際の写真の基準や、注意点などについて解説しました。パスポートの有効期限は5年、または10年で、有効期限内は写真の変更ができないため、一度申請がとおった写真は長期間使用することになります。
写真館で依頼することでパスポート申請の細かい基準を満たしている、きれいな写真を撮ってもらえるため、できるだけ写真館で撮影した写真を使うことをおすすめします。